和光市の文化財

浅久保浅間神社富士塚

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この富士塚は、浅久保浅間神社境内地にあり、少なくとも明治6年(1873)に丸吉講によって築造され、その後移転ないしは移築しています。このことから、現存する富士塚は当初のものではありません。
しかし、多数の石造物が残り、当時の富士信仰を窺い知るためには、非常に貴重な資料です。また、下新倉氷川八幡神社富士塚と同様に、この富士信仰の起源が慶長19年(1614)に遡る可能性があり、現富士塚の前史が想定されることから、当市の歴史、民俗の貴重な事例となるものです。