寺の軒下に吊す鉦。参拝者が、礼拝のときに布で編んだ縄をゆすって打ち鳴らす。響きをよくするために、下に横長の大きな口があいている。
この鰐口は、和光市の金工品としてはもっとも古いものである。
この鰐口は、表面に刻んである銘文から、元亀2年(1571)に河村弥二郎が吹上観音に寄進したものである。河村弥二郎は、後北条氏の家臣で、今の下新倉あたりに領地を持っていた人である。
長く観音堂に用いられてきたが、現在は東明禅寺の寺宝として保管されている。
出典:文化財をたずねて
寺の軒下に吊す鉦。参拝者が、礼拝のときに布で編んだ縄をゆすって打ち鳴らす。響きをよくするために、下に横長の大きな口があいている。
この鰐口は、和光市の金工品としてはもっとも古いものである。
この鰐口は、表面に刻んである銘文から、元亀2年(1571)に河村弥二郎が吹上観音に寄進したものである。河村弥二郎は、後北条氏の家臣で、今の下新倉あたりに領地を持っていた人である。
長く観音堂に用いられてきたが、現在は東明禅寺の寺宝として保管されている。
出典:文化財をたずねて